4月1日より、私達がメタバース上で親しくお付き合いさせて頂いている南アフリカ出身、カナダ在住のアーティスト、リンダ・ホリアーさんの個展を麻呂鳥スカイパレスのスカイラウンジ展示室で開催することになりました。
リンダさんはiphoneがまだ新しい頃からiphoneを使った作品制作に取り組んでおり、独自のスタイルを確立しました。そのテーマはリアルの旅に基づいた人と文化の交差点でしたが、今回はご自身のメタバースの旅を通じて、新たなる視点が蘇ります。
リンダさんがブログに記事を書いてくれましたので、和訳をここに掲載いたします。
原文(リンダさんのブログ記事):
麻呂鳥スカイパレスで「世界に橋をかける」(Bridging Worlds)
麻呂鳥スカイパレスはメタバースSpatialの魅惑的な建築空間のひとつです。この天空のギャラリーには、日本の次世代アーティストである道湖(MICHIKO)が10歳の頃に創造した高貴な鳥「麻呂鳥」と、小島氏による京都の美しい季節ごとの写真が展示されており、伝統とモダンが見事に融合しています。
この美しい仮想空間では、連続する展示室を繋いで訪問者が行き来できるようにする「橋」が特徴となっています。
私がそこで個展開催することのお誘いを受けた時の興奮を想像してみてください。皆さんは私が建築が好きで、ドバイに住んでいた時に建築写真を撮り続けていた事を知っているでしょう。ですので、この独特の日本風建築空間での展示にお誘いを受けたことは非常に光栄な事でした。
この空間には多くの橋が空中に浮かんでおり、建築物の一部となっております。私は、その橋が人々の感情を動かす力を持っていると信じています。そのため、この展示会を「Bridging Worlds(世界に橋をかける)」と名付けることにしました。
今回展示される私の作品には、世界中の人々が登場します。そして、私たちに自分達とは異なる世界観を持つ人々の視点で世界を見るように促します。私たちは異なる世界をつなぐ橋を架けることで、それぞれの世界の共通点や相互関係を認識するようになります。
作品の人物たちは、橋を渡って外部の世界から内面の黙想の世界へと移動するように私達を誘います。作品には動きの中に存在する静けさと同様に、静けさへ向かって動く感覚もあります。この展示は、私がメタバースでの探求の中で既に渡ってきた多くの橋に祝福をささげるものです。
メタバースSpatialで日本コミュニティと繋がることにより、最新の音声認識技術を活用して言語の壁を乗り越えることができるようになりました。この技術を実装することで、聴覚障害のある人達もメタバースで色々な事に参加できるようになりました。メタバース内の異なる言語を話すコミュニティの間でコミュニケーションを取れるようになり、みんなが繋がるようになりました。
メタバースが橋をかけてくれたおかげで、時差はもはや障壁ではなくなりました。
私達が目にする多くのアート作品は物理的なものとデジタルなものが存在しますが、メタバースは橋をそこにかけてくれました。
最近、誰かが私に言ったことなのですが、メタバースは人々に、仮想の世界で社交的でありながら同時に現実の世界で孤独であることを可能にする橋だと表現しました。
メタバースで繋がり続ける私たちは、橋を築いています。ジュディ・ハリス博士は次のように述べています。
「サイバースペースを見ると、橋を見ます。もっと正確な表現をすると、サイバースペースで橋を築いでいる人々を見ます。鋼の橋ではなく、電子的な橋でもなく、物理的な空間の距離や世代を超え、ここでなければ絶対に出会うことのなかった人々をつなぐアイデアの橋です。」
これを読んでいる読者の皆様、どうぞメタバース上の麻呂鳥スカイパレスにいらしてください。そして、これまで渡ることは不可能と思っていた橋を一緒に渡りましょう。
「Bridging Worlds(世界の架け橋)」2024年4月1日−5月31日
アクセスはこちらから。