私たち「Visit Japan Metaverse」が運営するメタバース空間は、海外の研究者によるメタバースツーリズムの研究対象となっており、さまざまな情報提供と連携をしてまいりました。
メタバースツーリズムは、デジタルツインだけでなく、物理的な実世界の正確な複製や模倣にとどまらず、創造的にデザインされた独自の構造によって観光対象となる国や地域の仮想体験を提供する空間も含まれます。そのため、私たちの空間が選定されました。また、私たちの空間はSpatial上で広く認識され、訪問者も多い人気のある空間であることも評価対象となっています。
“Visit Japan”というプロジェクト名が示すように、私たちはメタバース空間を訪れることで得られる日本らしさの発見や、日本人や日本文化とのふれあいを通じた価値創造に重点を置いてきました。日本各地の情報を発信する「Visit」シリーズは別に存在しますが、ここでは「Visit Japan」がメタバース内の観光地やイベント会場として運用している、コンセプト性を持つ5つのメイン空間をご紹介します。
この図解では、5つの日本をモチーフにした個性的な仮想空間を、ひとつの島のように表現しています。離れ島に「Visit Kyoto」と表示されている部分は、そこから「Visit」シリーズが広がっていることを示しています。
これらの5つの空間には、それぞれの空間名や雰囲気を反映した漢字一文字が和名として割り当てられており、日本人にはその和名が広く浸透しています。
一方で、海外のユーザーには英名が浸透していますが、空間を「いいね」することで、この漢字の文様バッジを獲得できるため、日本の観光を楽しみながら、お土産・記念品を得るような仮想体験にも繋がっています。